認知症サポーター養成講座を開催しました!

 南小学校にて、本町初となる小学生向けの認知症サポーター養成講座を開催しました。

今後ますます増加する認知症の方々を地域で見守る意識を出来るだけ早いうちから持ってもらい、認知症の方だけでなく、困っている人を見かけたら声をかけてもらうことを目的としています。

 認知症とはどういうものなのかをテキストを使って学んでもらい、次に認知症のおばあちゃんとその家族という設定のちょっとした劇を観てもらいながら、認知症の方への接し方をグループで話し合いながら意見を出し、実際に児童のみなさんに認知症役のおばあちゃん相手に演じてもらいました。

 設定は『朝ごはんを食べたことを忘れてしまったおばあちゃん』『お気に入りの洋服を探すおばあちゃん』の2つの事例をもとに、まずはこちらが良くない例として演じ、『どこが良くなかったのか』、『どう接すればおばあちゃんが安心するのか』という質問に対しグループで意見をまとめ、実際におばあちゃんに接してもらうというものです。

 『ちゃんとおばあちゃんに向き合い、やさしく接する』という意見が出て、認知症の方だからこうやって接しないといけないということはなく、認知症の方もほかの方と同じように、目線を合わせ、ゆっくりとやさしく接することが大切なのではないかと改めて感じた講座となりました。

 この講座を都農小、都農東小でも行い、毎年すべての小学校で行う定例事業としたいと考えています。